情報系学生におすすめのクラウドサービス教材と事例紹介


情報系学生におすすめのクラウドサービス教材と事例紹介

はじめに

クラウドサービスは、学生や若手エンジニアが研究や開発を進める上で非常に有用なツールです。

特に、データ分析、機械学習、システム開発、インフラ管理など、多岐にわたる分野で活用されています。

本記事では、学生におすすめのクラウドサービス教材と、簡単なハンズオン、実際の活用事例を紹介します。

おすすめのクラウドサービス

1. Microsoft Azure

Azureは、幅広いクラウドソリューションを提供しており、学生向けの無料プランもあります。

2. Google Cloud Platform (GCP)

GCPは、データ分析や機械学習向けのツールが充実しており、特にBigQueryやVertex AIが注目されています。

3. AWS (Amazon Web Services)

AWSは、クラウド市場でのリーダー的存在で、EC2(仮想マシン)やS3(ストレージ)などの基本機能からAIサービスまで幅広く利用できます。

  • 主な特徴
    • 世界最大規模のクラウドプロバイダー
    • 豊富な学習リソース(AWS Academy、AWS Educate)
    • 無料枠での利用が可能
  • おすすめ教材

簡単なハンズオン

ここでは、Azure Container Instance(ACI)を使ってDocker環境をクラウド上に構築する簡単なハンズオンを紹介します。

Azure Container InstanceでDocker環境を作成

前提条件

  • Azureアカウントを作成(無料プランでOK)
  • Azure CLIをインストール

手順

  1. リソースグループを作成
    az group create --name myResourceGroup --location eastus
    
  2. コンテナインスタンスを作成(Nginxをデプロイ)
    az container create --resource-group myResourceGroup --name mycontainer --image nginx --dns-name-label mynginxcontainer --ports 80
    
  3. デプロイされたコンテナのステータス確認
    az container show --resource-group myResourceGroup --name mycontainer --query ipAddress.fqdn --output tsv
    
  4. ブラウザでアクセス
    • 上記の出力結果をブラウザに入力し、Nginxのデフォルトページが表示されることを確認

実際の活用事例

研究環境のクラウド化

  • データ分析: GCPのBigQueryを活用し、大規模データをSQLで分析
  • 機械学習: AzureのMachine Learning Studioでモデル構築とデプロイ

開発環境のクラウド活用

  • Docker + Kubernetes: Azure Kubernetes Service (AKS) でマイクロサービス構築
  • CI/CD: AWS CodePipelineを活用した自動デプロイ

まとめ

クラウドサービスを活用することで、研究や開発の効率を大幅に向上させることができます。特に、Azure、GCP、AWSには学生向けの特典も充実しており、無料で試せる教材も多いです。

本記事で紹介したハンズオンや事例を参考に、ぜひクラウド学習を進めてみてください。

参考リンク